謎解きに成功→「宿泊」、失敗→「野宿」 京都の町家を使った宿泊プランが話題に

2018年8月3日

観光客に人気のある京都の町家を使った宿泊施設で、宿から出される「謎解き」に正解できた人しか泊まれない宿泊プラン「リアル入室ゲーム」が始まりました。2時間の制限時間内に謎が解ければ、宿泊する部屋の鍵をゲット。しかし、謎が解けなければ、寝袋を渡されて野宿になるという設定です。謎解き好きの人たちが、この宿泊プランに挑戦しています。

 

京都観光しながら謎解き

 このユニークな宿泊プランを考えたのは、京都を拠点に空き家などを活用した宿泊施設の企画・運営を行う不動産会社レアル(京都市下京区)です。宿泊プランは、京都駅を中心とした市内の町家全8施設(町家1棟貸し)を対象に、7月14日から始めました。10月いっぱいまで行います。



 利用者はまず、京都駅近くのレセプション(受付)を訪ねます。ここで渡されるのは、部屋の鍵ではなく、京都市内のある場所を記した地図と、謎の暗号を書いた古書のような「謎解き」の課題です。



 その後、市内の寺社や石碑などからヒントを得ながら謎を解いていきます。謎は全部で11問ありますが、ファミリー層の利用も多いため、比較的容易に解答を導き出せるレベルに設定しているそうです。謎を解く中で、舞妓・花魁(おいらん)や和装体験もでき、京都を肌で感じることができる工夫もしています。2時間以内に謎を解いてレセプションに戻ってくれば、町家の鍵を受け取ることができます。



 レアルの担当者によると、「町家滞在時だけでなく、宿泊前にも何か楽しめるものを提供できれば」と企画を考案。同社が、京都の町家の保全活動や周辺地域の活性化を企業理念としていることから、京都市内を観光しながら謎解きをすることも狙っています。

これまで、6組20人が宿泊プランを利用しました。利用者からは「普段は素通りしてしまうような場所にも目を向けることができ、京都の歴史をより深く感じることができた」などの声が寄せられ、好評とのこと。参加費は1人5120円(5人利用時、素泊まり宿泊費込み)です。



 ちなみに「謎解き」ができずに野宿をした人は今のところ「ゼロ」。さまざまなヒントがありますが、それでも謎が解けない場合は、同行したスタッフがさらにヒントを出したり、同行していない場合はレセプションに戻った際に助言をしたりして「何が何でも解答を導き出してもらう」そうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180803-00020189-otonans-soci